子供も知恵がついてくるとウソをつくようになります。嘘は泥棒の始まりと言い、どんどんエスカレートしていくと犯罪などの大事になっていく可能性も秘めているため、強く叱るご両親も多いです。
しかし、子供が嘘をついたからといって一方的に否定してしまうのは良くないと思うので、そんな考えをこちらの記事で書いていこうと思います。
-目次-
嘘も方便
まず、どんなことでもいいので嘘をついたことがない人はいないでしょう。たぶんマザーテレサでさえも・・・。
嘘は人間が社会性を得るために必要なことで使い方が大事だと思います。そして、世の中には3種類の嘘があると個人的に考えています。
いい嘘
何かを守るため、人を傷つけない、これがいい嘘です。
ジョーダンやジョークなど笑いに変えることができるものや誰かをかばうために使うタイプです。
悪い嘘
人を傷つける、騙して損害を与える、これが悪い嘘です。
根も葉もない噂を流して友達を貶めたり、詐欺によってお金などを騙し取ることがこのタイプです。
切り札の嘘
打つ手なしの状態で使う最後の切り札。もう嘘をつかない限り乗り切れないという時に使うもの。結果しだいで良いとも悪いとも言えるので世渡りで一番選択を迫られる嘘だと思います。
基本的には自己保身や関係の崩壊を防ぐ建前などで使うタイプの嘘です。
3つとも結果しだいで悪になりえる
どれも結果しだいでは悪い嘘になってしまう可能性を秘めています。誰かをかばうためについたウソでさえ、その人のためを思えばそうしない方がいいという場合もあります。ウソという切り札を使わず正直に告白した方がいい場合も多くあります。
結果は悪いことになってしまうかもしれませんが、嘘をつく心構えが違うので良い・悪い・最後の手段といったように分けれると考えます。
「優しさや難しい局面に立たされてつく嘘」と「利益や誰かを傷つけるためにつく嘘」とでは気持ちが全然違います。
話を聞いてあげることが大事
明らかな嘘だとわかっていても厳しく問い詰めたりせずに話を聞き、なぜそんな嘘をつくのかを怒らずに聞き出すように会話することが大事だと思います。否定も肯定もせず、子供がどうしてそのようなことをしてしまったのか理解を示しましょう。そして嘘についての危険性や考えを伝えてあげるといいと思います。
嘘をつけばつくほど危険があるということを教える
嘘は確かに便利で面倒事を避けたりするのにうってつけです。それが習慣になってしまうのも考えものです。良い方に考えれば世渡り上手ですが、一歩間違えれば病的な嘘つきになってしまいます。まさに紙一重。
嘘をつけばつくほど自分の首を締めるということをしっかり教えてあげることも大事です。
自分の家のことですが、嘘を爆弾と表現しています。
1つ嘘をつくと爆弾が1つ足元に転がる、一度嘘をついただけでは爆発はしないけど、嘘をつくたびに爆弾が増えるからそのうちどこも歩くことができずいずれ踏んで爆発してしまうという風に教えています。
便利だけど一度爆発したら取り返しがつかないよ、といった感じですね。
嘘は信頼を一気になくす行為なので、正直に言って乗り切れそうならそちらを選べるよう教えていけるといいのですが、許される子供のうちにこういった失敗を積んでおくのも大事だと思うので静観する忍耐が親に求められます。
我が家の体験談
最後に我が家の体験談というか嘘についての出来事を・・・
我が子は体育のマラソンが嫌いで、どうしても休みたいらしく病気っぽい演技をしていました。仮病とわかっていましたが、人間なのでたまにはそういう時もあると思い、承諾して体育を休ませました。
が、その結果先生に感づかれてしまい、親の目を盗んで音読にハンコを押しているとかなど、ちょくちょく疑いの目で見られるようになってしまったと告白されました。
こういったことも踏まえて嘘をつく時はよく考えるようにと教えました。先生には悪いことをしましたが、口で言ってもわかりにくいものなので貴重な失敗をさせられたなと思っています。

正解なんてありません。個人的な嘘についての考えなので参考程度になればと思います。物は考えようです、嘘などの非行をやられるとショックですがそこから得られるメリットもあるのだと思ってもらえたらなと思います。